柚子の時期は12月~翌3月までが旬。冬至(年によって異なりますが、12月22日前後)に”柚子風呂”に入る習慣が日本にはあります。その時期から柚子の季節が始まるのです。
今回は旬の柚子が実家からたくさん届いたので、柚子ジャムのレシピをご紹介します。

◇材料
柚子 10個
水 150cc
グラニュー糖 30g
ザラメ 大さじ5
ハチミツ 小さじ1
*ザラメとハチミツがない場合は、グラニュー糖を95~100gに変更して作ってください。
◇作り方
①柚子を洗い、上下を切り落とし、皮をむく。皮をむいた柚子(写真左)は絞って果汁にする。今回搾った果汁を計量したところ100ccでしたが、柚子の大きさによって異なるため、分量は前後しても可。

②①の皮の部分は白い部分に苦みがあるため、そぎ落とし、細切りにする。写真の手前が細切りにする皮の部分。後ろの白い部分が苦みがあるため、使用しない部分。

細切りにした状態は次の写真の通り。

③鍋に②と水を入れ、ひと煮立ちさせたら、ザルにあげて水を切る。

④鍋に③、グラニュー糖、ザラメ、はちみつ、水、①の柚子果汁を入れて、中火で15~20分煮詰める。焦がさないように時々木べらでかき混ぜながらとろみがついてきたら、火を止める。

⑤今回は、写真の状態で火をとめて、できあがり。温かいうちに、あらかじめ煮沸消毒しておいた瓶に柚子ジャムを詰め、粗熱が取れたら冷蔵庫に保存する。

≪柚子風呂の楽しみ方≫
今回の柚子ジャムを作るときに使用しなかった皮などは、排水溝ネットに入れてしっかりしばり、お風呂に入れて”柚子風呂”にしてお正月の疲れや新年で忙しい疲れを癒すのに、お使いください。もし、当日に”柚子風呂”に入れない場合は、ラップで包んで冷蔵庫に保存し、後日”柚子風呂”を楽しむこともできます。

柚子ジャムをパンにぬるのもよし、柚子のパウンドケーキなどの洋菓子に入れるのも良し、柚子茶にするのも良し。一度作っておくと楽しみ方の幅が広がります。後日、今回作った柚子ジャムをどのように楽しんだが、ご紹介したいと思いますので、お待ちくださいませ。
今回実家から届いた柚子はこんなに大量。皮をむいて細切りにし、煮物やお粥などにそっと添えるだけで、柚子の香りを楽しむことができます。

まだ柚子が残っているので、どう使おうか考えながら、柚子風呂でリラックスしたいと思います。