いくらのしょうゆ麹漬け(筋子のしょうゆ麹漬け)
今の時期、秋の味覚である秋鮭の生筋子をしょうゆ麹のたれにつけて、
いくらのしょうゆ麹漬けを作るレシピです。
お醤油で作るものに比べると、まろやかでやさしい味に仕上がります。
色も明るい赤になりました。

◇材料
生筋子 1さく(250g)
塩(生筋子を洗う用) 少々
≪しょうゆ麹の漬けたれ≫
しょうゆ麹 大さじ2
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1
酒 大さじ1
◇作り方
①なべに≪しょうゆ麹の漬けたれ≫の材料を入れ、ひと煮立ちさせたら、
粗熱を取り、冷蔵庫で冷やします。

②生の筋子には、写真のように膜の中に入っているため、
バラバラにほぐします。

③昨年は手でほぐしましたが、今年は写真のように、スプーンでほぐしました。
粒と粒の間にスプーンを入れ、ほぐすこの方法は簡単でした。

④ボウルにお水を入れ、塩を入れたところに③を入れて、洗います。
水が透明になるまで、水を数回変えて、洗っていきます。

⑤このくらいお水が透明になります。

⑥ザルにあげて水気を切ったら、漬ける容器に入れます。

⑦あらかじめ作っておいた①のしょうゆ麹の漬けだれを入れて、一晩冷蔵庫で寝かせます。

⑧一晩おいたものが、こちらです。
「海の宝石」と呼ばれるいくらのできあがり。
本当に宝石のように、きれい色になりました。
写真に白いものがあります。これは米麹です。

⑨ご飯にかけて、できあがり。

やさしい味に仕上がったので、さらに生筋子を買ってきて、
クール便で実家の母にも送りました。
漬けてすぐにクール便で発送したので、
実家に届く頃がちょうど食べごろになっていました。
新しょうがの甘酢漬けを作ったので、それといくらをセットにしました。
常金漬(塩こうじ大根)/丸夕田中青果
「塩こうじ大根」とあるので、塩麹に大根を漬けこんだものでしょうか。
江戸に伝わる「べったら漬け」は大根を甘酒に漬けこんだもの。
味は全く違うんでしょうね。
「常金漬」という漬け物は、初めて見ました。
よく説明を読んでみると、こちらの丸夕田中青果さんでは、
「初代の名を一字あて、北海道由来の糀漬にて常金漬としました。」と、
説明が書いてありました。オリジナルの名前でしょうか。

丸夕田中青果さんのホームページを見てみると、
商品の一覧のところには、常金漬の名前はありませんでした。
ちょっと調べてみようかと思います。
気になります。
大葉としょうゆ麹の冷奴
しょうゆ麹の餃子を作った大葉が残っていたので、
お豆腐に刻んだ大葉としょうゆ麹をのせ、すりごまをふりかけていただきました。
大葉の香りが高く、簡単だけれど、おすすめです。

先日、恵比寿三越の地下を歩いていたところ、
しょうゆ麹と塩麹を見つけました。隣同士に並んでいました。
ちょうどこちらのメーカーさんのしょうゆ麹と塩麹は、
ある雑誌(今年秋の季刊誌の巻頭特集)に提供させていただいた
レシピ撮影で使わせていただいたところでした。
クイーンズ伊勢丹さんは、こちらのメーカーさんが置いてあったような記憶が。

同じ棚に、もう一つしょうゆ麹を見つけました。
群馬県渋川の針塚農産さんのしょうゆ麹。
そして、これが最後の一つだったので、今日はこちらを購入しました。
表のラベルには「しょうゆの麹」とありますが、裏の名称には「醤油麹」。
材料も、米麹と醤油となっていました。これは、いわゆる「しょうゆ麹」!?
「しょうゆ麹(醤油麹)」という概念、しっかりと広まっているんだなとうれしくなりました。

針塚農産さんのしょうゆの麹(しょうゆ麹)は、しょうゆの香り高く、
甘くてとてもおいしかったです。
この日、恵比寿三越の地下にあるオイシックスさんでも、
とんでもないしょうゆ麹の光景が広がっていました。
こちらは、また次のブログで様子をアップします。
しょうゆ麹、定着してきたんですね。うれしいです。
しょうゆ麹の水餃子
餃子を作ったときは、大量に作って余ったものは、すべて冷凍保存しています。
冷凍したものは、すべて水餃子でいただいています。
毎日食べても、飽きないくらい餃子は大好物です。

しょうゆ麹の餃子の作り方は、しょうゆ麹の花餃子のレシピを参考にしてください。
作りたては、焼き餃子に。
残ったものは、1個ずつがくっつかないようにラップでわけ、
冷凍保存をします。そして、水餃子にするのが、いつもの私の食べ方。
水餃子にしておくと、小腹がすいた時など、簡単にいただくことができます。
お鍋にお湯をわかし、餃子を茹でたら、器に入れます。
そこに、しょうゆ、ラー油、酢をかけていただきます。
是非、お試しください。
しょうゆ麹の花餃子
これは、しょうゆ麹を使うことで、肉汁が餃子の中にとどまり、
お肉もやわらかくなるだけでなく、うまみもアップするおすすめのレシピです。
しょうゆ麹と豚肉の相性については別のブログで、おいしさのヒミツを
科学的に検証した実験も含めて、ご紹介したいと思います。

秋はさんまにしょうゆ麹をかけるのもおすすめですが、
食欲の秋、こちらも是非、作っていただきたい一品です。
◇材料
豚ひき肉 300g
ニラ 1束
たまねぎ(みじんぎり) 1個
しょうゆ麹 大さじ2
こしょう 適量
ごま油 大さじ1
にんにく(みじんぎり) 2かけ
しょうが(すりおろし) 大さじ1
餃子の皮 60枚
*(お好みで、大葉 60枚)
ごま油(仕上げ用) 大さじ1
サラダ油 大さじ1
◇作り方
①たまねぎとにんにくはみじんぎり、しょうがはすりおろす。
ニラは1cm幅に切る。
②ボウルに、豚ひき肉、①、しょうゆ麹、ごま油、こしょうを入れ、
ねばりが出るまで、よくこねる。
ラップをして、10分ほどおく(ここが美味しくなるポイント!)。
③餃子の皮に、大葉をひき、②をのせて、皮を包む。
④フライパンにサラダ油を熱し、③を花ビラのようにしきつめる。
(すきまを作らないのが、ポイントです。)
⑤ ④にカップ100ccの水を入れ、ふたをして蒸し焼きにする。
フライパンの水分がなくなったら、ふたをあけて、ごま油(仕上げ用)を回し入れる。
そのまま、餃子に焦げ目がつくまで、強火で焼く。
お皿に盛りつけて、しょうゆ、酢、ラー油とともにいただく。
餃子に大葉を入れると、食べた時の香りが高く、おすすめです。
餃子は中国の清の時代の太祖が若い頃、大晦日に凶悪な怪物を退治し、
村を厄から助け、村人は喜んで、その怪物の肉をきざんで包み、食べたとか。
そのため、中国ではお正月に食べる習慣があるのだそうです。
(と、「大阪王将」さんの看板に書いてありました。)
麹は中国からきた製法。
餃子も中国のレシピ。
秋の夜長に、発酵食の歴史を紐解きながら、
餃子をいただくのも、楽しいかもしれません。
きなこ甘酒団子
少し肌寒くなり、秋の風を感じるようになりました。
今日は雨なので、残念ながらお月さまは見ることができませんが、
昨日は雲の合間に、きれいなお月さまが出ていました。
今年はすすきとりんどう、満月の形をした菊のお花を飾り、
お団子を二種類いただきました。

遠くのは、つぶあん。
手前は、甘酒(甘麹)ときなこで作ったお団子です。

だんご粉を袋の表示に通りに、水でこね、
みみたぶくらいの固さにしたら、お湯でゆで、冷水にさらします。
冷水にさらしている間に、甘酒(甘麹)ときなこをあわせておきます。
分量は、味をみながら、目分量。
市販の甘酒はメーカーによって濃さも違うため、好みの味に調整してください。

私はこのくらいの分量で、甘酒ときなこを混ぜて、
冷水にさらしておいたお団子にかけていただきました。
お砂糖ときなこを混ぜるお団子に比べると、
優しい甘さで、ほっこりとする味です。

どちらのお団子も美味しく、二種類あると、味にもあきがきません。
来年は、ここにバニラアイスを添えようかなと思います。
今から来年のお月見が楽しみです。
来年は、きれいなお月さまが見れますように。